エルネオス2008-11
水と燃料関連の環境製品で台湾などアジア市場にシフトするのは、(株)パワーグリーン・ジャパン(大阪枚方市/北川長治郎社長)だ。同社はドイツのパワーグリーン社製の磁気活水器や自動車、ボイラー用製品などの日本・アジア輸入販売元・メーカー(OEM提供元)である。
1974年、自動車レース界におけるエンジンの研究開発、キャブレターの販売からスタートした同社は、早くから環境問題に取り組み、1998年にはパワーグリーン社の環境製品と出会い、2年間の実験・研究の結果、輸入販売元になった。これまで全国に販売実績を上げてきたが、現在は証明された製品の優位性から中国、台湾などアジア市場への攻勢を強める。
同社の環境製品のパワーグリーンガンマ磁気活水器には、健康・美容増進などに効果的な住宅用と、メンテナンス面などコスト削減、衛生面向上に貢献する工業用があるほか、環境保護推進のアイテムには、燃費向上に効果的で、環境対策としても有効な自動車、トラック、バス、船舶、ボイラー用のパワーグリーン製品など多岐にわたる。燃料用パワーグリーンファイアーは環境先進国ドイツでは1990年代から開発され,第三者機関の独TUV(テュフ) テスト機関で燃費向上製品の中で唯一、効果を認証されたが、同社では2002年には輸入販売を開始している。同社の山口豊裕氏はパワーグリーン製品の特徴と優位性をこう語る。
「日本製の磁気を応用した商品を扱っている情報がパワーグリーン社に届き、エンジニアが来日し商品テストを行った結果、優位性を認め、現在では日本はもちろん、アジア地域の輸入元ライセンスを取得してビジネス展開しています。製品はヨーロッパで1990年から設計製造後、マイナーチェンジを繰り返し完成の域にたどり着きました。ドイツとは互いに技術先進国で、それは製品を見れば確認できます」