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加湿器・噴霧器(加熱蒸気式スチーム式加湿器・超音波式・気化式)のメリットとデメリット、その違いや注意点など 冬の新型コロナウイルス対策

2020-11-18
加湿器・噴霧器(加熱蒸気式・超音波式・気化式)のメリットとデメリット、その違いや注意点など
加湿器、噴霧器(加熱蒸気式・超音波式・気化式)のメリットとデメリット、その違いや注意点
加湿器(加熱蒸気式・超音波式・気化式)
加湿器(加熱蒸気式・超音波式・気化式)のメリットとデメリット、その違いや注意点など
噴霧器・加湿器の選び方
噴霧器(加熱蒸気式・超音波式・気化式)のメリットとデメリット、その違いや注意点など
噴霧器の選び方
加湿器・噴霧器(加熱蒸気式スチーム式加湿器・超音波式・気化式)のメリットとデメリット、その違いや注意点など
 秋から冬の新型コロナウイルス対策として噴霧器(加湿器)のお話が増えております。
気温が下がる、湿度が下がるなどにより、新型コロナウイルス感染を起こしやすい環境になるとの情報がメディアに取り上げられて、先ずは湿度を上げるための加湿器(噴霧器)の設置を検討される運びとなっております。学校や病院、老人ホームから塾、ご家庭などで、各部屋を加湿するために、商品選定をすることとなりますので、先ずは基本的なポイントを知って頂ければと思います。
加湿器・噴霧器の商品は大きく分けて下記3タイプあります。
①加熱式(蒸気:スチーム式加湿器)
②超音波式
③気化式
では、それぞれのメリットとデメリット、注意点を下記にお知らせいたします。
メリット
①加熱式(暖かくもなる・菌の空気中への放出の心配が少ない・一般的)
②超音波式(電気代が安い・夏場でも熱くならないので加湿できる・一部、次亜塩素酸水なども噴霧できる)
③気化式(電気代が安い・夏場でも熱くならないので加湿できる)
デメリット
①加熱式(電気代が掛かる・小さなお子様の火傷に注意)
②超音波式(菌に対して無防備・振動子に寿命が有る)
③気化式(菌に対して無防備)
 
超音波式や気化式は、レジオネラ属菌をはじめ菌に対して無防備になります。
水道水をタンクに入れて部屋に噴霧しますが、水道水に含まれている塩素が数日で塩素濃度が落ち、最終的には無くなりますと、菌が増殖致します。そうすると霧のように放出される小さなサイズの水滴に菌も含まれて部屋中に放出されてしまいますので、部屋にいる人が呼吸より菌を吸い込み肺や粘膜に入りますと感染のリスクとなります。そのような事から超音波式や気化式の加湿器(噴霧器)は浄水器の水は当然ながら、水道水も使用不可とされている商品が有ります。弊社では元々、微酸性次亜塩素酸水の噴霧用として取り扱っていますので、そのようなリスクは無いのですが、水道水(塩素濃度が0.1~2ppm程度)では、時間と共に有効塩素濃度が減り(=菌が増殖する)リスクが大きくなります。
水道水を使われるなら、こまめに水を変えたり、タンクを含めて内部を清潔に保つことが重要です。
加熱式(スチーム式加湿器)では、蒸気に変える時の熱により、菌が即死しますので安全です。しかし、消費電力が高く電気代金が非常に高くなりますので省エネ性に欠けます。大きさによりますが加熱式(スチーム式加湿器)の消費電力は、8畳程度対応機種で、130Wから300W程度です(超音波式では10~40W程度:噴霧量により変わる)。1kWh当たりの電気代を25円として計算すると(以下も同様の方法で電気代を計算します)、1時間当たりの電気代は3.3円~7.5円(12時間運転では40円~90円/1日)となりますので、連続使用すると毎月の電気代金に影響が出てきます。また、季節によっては暑くて使えませんし、小さなお子様がいる場合にはスチームに手が触れての火傷にも注意が必要です。
 
如何でしたでしょうか?
加湿器も使い方を知っていれば安全に使用できますので、今後の対策に頂ければと思います。
加熱式(スチーム式)では湿度を見ながらこまめにON-OFFで消費電力(電気代)の節約を!
超音波式噴霧器、気化式加湿器では、こまめに水を入れ替えて清潔に!
となります。
個人的には超音波式噴霧器(次亜塩素酸水対応モデル)に水道水+次亜塩素酸水を混ぜて、安全を担保しながら加湿する方法がベターかとは思いますが、それぞれ皆さまの考えもあるかと思いますので、参考になればと思います。
 
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